ホホバの農場と圧搾工場を見学してきました。

1日半と短い日程でしたが、ホホバの農場と圧搾工場を見てきました。1日半で1,200キロ走ってきました。

農場はメルボルンからブリスベンへのルート沿いにあり、メルボルンから約450キロのところです。このところの旱魃で、綿花からホホバへ転換したそうです。それでも収穫までに約5年は掛かるそうですが、最初の1年面倒を見れば後はほったらかしでも大丈夫そうです。今年は一度も水をやっていないのですが、昨年より収穫が多いそうです。旱魃のため、雑草も生えないし、害虫も来ないので除草剤、農薬が不要とのことでした。また、 肥料もやっていないのでオーガニック栽培とのことでした。現在、認定団体が最初の暫定的オーガニック認定を受けたところだそうです。場合によっては6年も掛かるそうです。オーガニックになれば価格が20%は高く出来ると、生産者は意気込んでます。

今回の訪問での一番の関心事はこのプレスでした。どのような工場でどんな処理をしているのかを楽しみにしておりました。それは、昔は加熱をしない非精製オイルだけだったのですが、少しでも多くのオイルを採りたいと知恵を絞ったのが、下記2つの方法です。
①豆を加熱して圧搾をかける
②ヘキサン溶媒抽出法

加熱したオイルとしないオイル圧搾前に過熱処理(140-160度)をすると、一番絞りであってもオイルの色はにごりってしまいます。このため、きれいな透き通った色にするには、フィルターを何度も通すか精製をしなければなりません。場合によっては色付けをする場合もあるそうです。

ヘキサン溶媒抽出法はいろいろな植物オイルをとるのに利用されている方法です。ホホバも同じで、最初の一番絞りの後にヘキサンを利用して残りからホホバオイルを抽出します。このため、精製処理の途中で、ヘキサンを除去します。これを利用すると約4%収穫が多くなるそうです。いろいろなところでホホバオイルはこの方法で作られているとのことでした。

この工場は、口うるさいヨーロッパ向け食用オーガニックオイルを生産している会社として知られているので、精製処理の工程ラインを持っていないとのことでした。その納入先が、圧搾している時の最高温度が○○度を越えないことといった条件をつける会社で、それが絞ったオイルで判ってしまうとのことでした。こうすると収穫率は数%落ちるがそれ以上で売れるのでそうしているとのことでした。そんな管理をしている会社なので非常に安心できました。そのため、このホホバの絞りかすをホホバ スクラブとして販売しています。

アロマの世界で実際の畑と圧搾工場をみることは非常にまれな経験です。いろいろ勉強になった訪問でした。

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